AI時代のERPを本気でつくる - リチェルカの執行役員CTOに就任しました

平松 拓 平松 拓 · 10 min read
目次

はじめに

はじめまして、平松です。リチェルカで執行役員CTOを務めることになりました。

リチェルカは、Agentic ERP「RECERQA」というプロダクトを開発しています。AIエージェントが基幹業務そのものを遂行する、まだ国内に前例の少ない領域です。この記事では、なぜ私がここに来たのか、そしてどんな仲間と働きたいのかを書きます。

これまで

少しだけ自己紹介から書かせてください。

スタートアップというものを最初に体験したのは、上場前のフリークアウトでインターンをさせてもらったときでした。会社全体が前のめりに事業をつくっていく空気の中に身を置いた経験は、いまもキャリアの原点になっています。その後は新卒としてフリークアウトに入社し、広告配信システムや新規事業の立ち上げに携わりました。

2020年からはカケハシで、AI需要予測によって医薬品の在庫管理・発注を半自動化する「Musubi AI在庫管理」の立ち上げに携わりました。その後も複数のプロダクト開発に関わり、エンタープライズレベルの品質とセキュリティが求められる現場で経験を積んできました。

なぜリチェルカを選んだのか

まず、カケハシで担当していた業務領域が、Agentic ERP「RECERQA」が向かう先とそのまま重なっていました。

ただ、本当の決め手は別にあります。あのインターン時代に浴びた、上場前のフリークアウトの熱量です。事業をつくる人たちが全員前のめりで、会社全体は一段速いスピードで動いていく感覚。あれをもう一度味わえる場所で働きたいと、ずっと思ってきました。それがリチェルカにありました。

カケハシ時代の同僚である梅田脩平から強く誘われ、実際に一緒に働いてみて、「AI時代のERPを本気でつくる」という巨大なテーマと、それに本気で挑むメンバーの熱量が両方そろっている場所だと感じました。

エンジニアから見たリチェルカ

AIとERPの領域には、すでに強いプレイヤーが何社もいますが、リチェルカには他社にない強みがあります。

大手企業の現場に入り込む力

代表の梅田はもともとセールスのバックグラウンドを持っており、大手企業の業務課題を持ち込んでくる力があります。その結果として、日本を代表する企業の複雑な業務課題が、創業早期からリチェルカに持ち込まれています。きれいに整理された題材ではなく、現場で本当に動いている業務、現場で飛び交う非定型データ、現場で下されている意思決定そのものに、最初から関わることができます。

ドメインの解像度

代表の梅田は、商社「うえさか貿易」を承継して実際に経営しています。エンジニアからすれば、本物の商社業務がすぐ手の届く距離で日々動いているということです。受発注・在庫・基幹業務の生きたユースケースに、いつでもアクセスできる。この条件で開発できる会社は、そう多くありません。

この空気感については、共同創業者の野田が書いた「全部やる」エンジニア 〜 問題の解像度で勝負するリチェルカのFDE 〜に通じる話があるので、合わせて読んでみてください。

プロダクトも開発体制もAIネイティブ

リチェルカは、AIエージェントを軸にしたプロダクトを、AIをフル活用して開発しています。AIエージェントを業務に組み込むことも、AIエージェントそのものをつくることも、どちらも私たちのテーマです。

Agentic ERP「RECERQA」は、「AIエージェントが業務を遂行する」未踏領域のプロダクトです。データ基盤・業務ルール・エージェント・実行環境を統合した独自の4層アーキテクチャ「Quattro」の上に成り立っています。

データを正規化する QUON、業務ルールを構造化する QRAFT、自律的に判断する Agent、人とAIが業務を完遂する Execution。この4層が積み上がることで、AIエージェントが基幹業務を遂行できる土台になります。

RECERQA Quattro - 独自の4層アーキテクチャ

さらに、開発のスタイルもAIネイティブです。エンジニアだけでなく社員全員がClaude Codeを日常的に使い倒しています。新しいツールが出れば全員で試し、よければ翌日には開発フローへ組み込まれる。AIを語るだけでなく、AIで自分たちの開発そのものを書き換え続けている会社は、まだ多くありません。

いま、リチェルカはどこにいるか

リチェルカは2026年4月8日にシリーズAの資金調達を発表しました。いま組織を一気に拡大しようとしているフェーズです。Agentic ERP「RECERQA」と、それを支える4層アーキテクチャ「Quattro」のさらなる磨き込み。AIエンジニアやFDEを中心とした採用。大手製造業・商社への本格展開。ここに人とリソースを投じていきます。詳細は調達リリースコーポレートサイトをご覧ください。

CTOとしてやっていくこと

CTOとして、次の3つに取り組んでいきます。

  • 技術の進化をいち早く捉え、事業とプロダクトの競争力へ変えていく
  • 品質に最終責任を持ち、安心して使い続けられるシステムを届ける
  • RECERQAを継続的に進化させ続ける組織をつくる

この3つを軸に、リチェルカの技術組織を育てていきます。

正直に書くと、ここから先は伸び代しかありません。プロダクトの設計も、開発フローも、組織の仕組みも、これから一緒に決めていく余地が大量に残っています。完成した会社で歯車になりたい人より、未完成の会社を一緒に組み上げていける人を探しています。

一緒に働きたい人

基幹業務を深く理解し、システムに落とし込める方。AIエージェントを実業務に組み込みきれる方。非定型なデータと向き合える方。いずれかに強みがあると嬉しいです。

それ以上に重視したいのはスタンスです。自分の力を本気で試したい。事業に深くコミットしたい。仕事に没頭したい。こういう人を制限するものが、リチェルカにはほとんどありません。やりたいだけやれます。 そしてそれを一人で背負わなくていい。同じ熱量で並走する仲間が、すでにここにいます。

おわりに

ここまで読んでくださってありがとうございます。FDE、AIエンジニア、SWE、SRE、PdM、データエンジニア - どのポジションも歓迎です。募集の詳細は採用ページをご覧ください。

オフィスは東京です。私自身は京都から毎週通っています。男子寮も完備しているので、毎週オフィスに来られる方であれば、遠方にお住まいの方もぜひ。カジュアル面談からで大丈夫です。お待ちしています。